ニスの塗り方とニスの種類 |
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ニスの種類塗る物によってニスの種類を使い分けしますが、下記にDIYで使われる一般的な屋内でのニスの種類と利点・デメリットなど特徴をご紹介します。
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ニスの塗り方 (再塗装の塗り方)見た目には綺麗な表面ですが、光に照らして見ると、ところどころ完全にツヤを失っている個所があります。ニスが剥げてきている証拠。 更に光が反射している箇所の左隣に薄っすら白く円形にかすんで見える所があると思いますが、熱い鍋を置いた時に出来てしまった跡です。鍋敷きが薄かったようで・・・。 再塗装せずに放置すれば醤油など色が濃いものをこぼした時に色が染み込んでしまったり、水が染み込んでテーブルが長持ちしなくなってしまいます。 まずは塗装面を#320ぐらいのサンドペーパーで木目に沿って磨く。下地(木)が出てこない程度に、塗ってあるニスの表面を軽く削る程度でOK。 表面のニスを完全に取り除く必要はありません。また、このテーブルは薄く着色をしてあるので、ニスを完全に削り取ろうものなら色まで剥げてしまって着色から始めないといけなくなります。 ニスを削った白い粉は、固く絞った雑巾で綺麗に拭き取って下さい。 今回使用したのは、和信ペイントの水性ウレタンニス 透明クリヤー 。 塗り方のコツは、“素早く木目の方向に薄く塗る” ことです。のんびり塗っていると表面が乾いてくるためムラになりやすくなります。また、厚く塗ってしまうと乾くのに時間がかかってしまい、1ヶ月経ってもべとつくなんてことも。重ね塗りの手間はありますが作業効率や仕上がりを考えたら断然薄塗りです。 1回目の塗装が終わったら、最低1時間半乾かし、表面がべとつかず完全に乾いたら2回目の重ね塗りです。 2回目の重ね塗りが乾いた後、ムラなく綺麗に仕上げるために、ニスに少々お水を加えたものを3度塗りし、完全に乾いた状態がこの写真です。光の反射具合から、かなりの光沢が出ているのがわかると思います。 説明書では最低2回重ね塗りすると書いてあるので2回でもOKですが、食器を頻繁に置くテーブルという事を考慮して耐久性を増すために今回は3回重ね塗りでニス塗り終了です。 ただ、ツヤが出過ぎてパイン材の自然な風合いが無くなってしまった感も・・・。それを防ぐにはつや消しクリヤーを重ね塗りすることで回避できるのですが、面倒だし見た目も綺麗だし本来の保護の目的は達成できているので、これで良しとします。 ちなみに、つや消しクリヤーで仕上げたいという場合は、2度塗りまで透明クリヤーで塗り、3度塗りをつや消しクリヤーで塗るという手順になります。この場合も、つや消しクリヤーに少々水を加えて塗ると仕上がりが綺麗になります。また、つや消しクリヤーは最後の仕上げで塗るだけなので、購入するなら小瓶でよいでしょう。 ニスの塗り方 (初めての塗装の場合)塗る物に何も塗装がしておらず、裸の木材にニス(または着色ニス)を塗る場合は、基本的に上記で説明した塗り方と同じですが、1か所だけ塗り方が異なります。 上記の説明と異なる点は、1回目の塗装が乾いたら表面をサンドペーパーで磨く必要があるという事です。せっかく塗ったのにまた削るの?と思われる方もいると思いますが、1回目の塗装が乾いた状態で表面を触ってみて下さい。ザラザラしてるはずです。 1回目のニスは木材に染み込んでしまうため、表面に均一な膜を張れずにざらついてしまうというわけです。ですので、表面をなめらかにするために磨く作業は必須となります。 サンドペーパーは#400番ぐらいを使います。 2度目のニス塗が乾いた後も、再度サンドペーパーをかけて3度塗りすると綺麗に仕上がります。 |
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